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印象に残る人物


初めて記述したものの文字ばかりで…
もし、少しのお時間頂き、
ご拝読いただければ幸いです。

 さて、中国(中華人民共和国)の事(ある政治家)についてお話したいと思います。14_12

中国と言えば、皆さん何を想像されますでしょうか?
人口13億人超え、北京オリンピック、上海万博、人民元の管理フロート制から管理変動相場制へ。
また、自転車社会から自動車社会へと様々な、飛躍的な発展を遂げてきました。
その中国にかつて、政治家、鄧小平という最高指導者がいた事ご存知でしょうか?
毛沢東死後、華国鋒から事実上、実権を奪い最高指導者に。
中国(共産主義)の中にして、毛沢東の文化大革命のあと疲弊した中国を再建するために市場経済の導入を促し、現在の中国経済の発展の礎を築いた人物であります。
政治家鄧小平氏の言葉に、『白でも黒でもネズミを捕まえてくるのは良い猫だ』という名言があります。
私は時々、この言葉を思い出す時がございます。
 
 当時、毛沢東政権下で行われた『人民公社』(農村での行政と経済組織が一体化したもの)【この方式は、社会主義の柱として始めたが、政策、制度も整ってなく、働いても働かなくても同じ。悪平等主義的な形、また、自由に食べられる人民食堂など。食材、資材の大浪費を招いた上、農民の生産意欲の大幅低下という現象を作り出した】の農業生産が停滞したため、『包産到個』を導入する農家が増えました。
これは個別農家が農地経営を請けおって、農地にそれぞれノルマをつけ、生産を超過した分は個人の取り分とし、ノルマに達しなかった分は罰金として納める方式の事です。(頑張ればそれだけ自分たちの利益になるシステムです)
そこで鄧小平氏が『包産到個』を推進したわけです。迅速かつ容易に農業生産を回復させる方法があるのなら、それらを採用し、民衆の望む形をとるべきではないか?また、民衆の生産意欲低下を取り戻し、やる気向上を目的とし、結果、民衆の生活、国の安定性に結び付く。もし、非合法というのであれば合法化にすれば良いと主張しました。
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云わば、共産主義の毛沢東に対し、資本主義的発想というべき論点を強調する形となったわけです。
前例のない試みでもあり、かなりの批判にさらされ、疑問視する状況下にあったようです。
ただ、鄧小平氏の中では、このままではダメになる、共産主義の中にでも発展はとげられるという思いも強かったのでしょう。
 労働は資本、共産主義に関わらず、労働力があってこそ国も、民衆も成り立つ、これは言うまでも無いことです。そこに、競争に満ちた成長をなし得るか否か。資本主義の根元なのかもしれません。
 結果、白でも、黒でも、即ち、社会主義、資本主義、であれ、ネズミを捕まえてくるのは良い猫、経済発展が遂げられれば良い事ではないか。民衆にとって、また、国にとっても、と。
そんな様相がみられる言葉に聞こえました。
 考え方はそれぞれあるかと思います。何が正しい…?否、何が適切なのか…?
そんな時こそがきっと発展する為、最良の結果を導く糸口になるのだろうと思います。
私自身、この言葉の大義を考えた時、結果までの過程、又は工程には角度を変え、より最良な方法を選択していく事でより良い結果を産みだす事が生産性だと思うに至りました。

 のちに、鄧小平氏が共産主義の下、今日の経済発展の中国の基盤となった改革開放政策、これを期に押し進める事となるのは言うまでもないでしょう。

 鄧小平氏のこの言葉は、ビジネス用語でよく用いられる事も多く、セールスパーソン(営業)の世界では耳にする言葉かもしれません。

                                                    Tadokoro

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